水底を蹴るために深く沈んで

ありふれた孤独と創作の記録。

夢の整理整頓2020.2.2(水)

将来やろうと思ってるデカい計画のことを、夢と呼ぶことにした。 日本武道館で、3時間かけて1編の小説を朗読するワンマンライブをする。 全国の映画館でパブリックビューイングする。 TOHOシネマズで、オリジナルの味のポップコーンを売る。 1000人に手紙小…

小説の弾丸100連発乱れ打ち(3行小説)

1. 彼はいつも死にたがっている。 自分を繕って、いつも笑っている。 人の賑わう街角の交差点で、信号待ちをしている彼をみつけた。 2. 自由が欲しい。 昼過ぎまで寝ていて、夕方から今日もバイトがある。 穏やかに暮らしたい。 3. 猫の騎士がいた。 猫じゃ…

忘れたいことばかりだけれど

「思い出作り」というものを、したいと思ったことがない。 "良い思い出になりますよ" "最高のひとときをあなたに" みたいなキャッチコピーが、街にもネット上にもテレビにも、溢れているけどまったく惹かれない。 思い出って、美しいものだけなの? と、思っ…

だめな自分を愛するために

一週間ぶりにシャワーを浴びて、京都に向かう電車に乗っている。今日は文学フリマというイベントがあるらしい。山口斯さんという天才的な言葉の表現者が、出店するらしいので観に行こうと思う。 文学仲間とか出来たらいいな。 わたしは案外寂しがり屋である…

どうしようもない人

最近、YouTubeで4ma15さんの『世迷言』という曲を、毎日イヤホンのボタンを押してリピートしながら聴いている。すごい憂鬱なメロディと、全部諦めたくなる暗い歌詞が、心地良い。 ちょっと前に、Twitterのタイムラインで、なんかネチッこいことばっかりつぶ…

弱い人間の自己肯定

白紙のノートに向き合って、なんで書けないんだろう、と思う時間が増えた。 なにがしたいんだろう? なにを書きたいんだろう? と、思ったときに、自分が表現したいのは、楽しいとか、幸せとか、そんなものじゃなくて、生きることの辛さとか、だれにも理解し…

きみは天才だ

日本武道館で、3時間かけて自分の一編の小説をワンマンライブで朗読して、それを全国の映画館でパブリック・ビューイングで上映したい。 わたしには才能がある。 そう思うようになったキッカケは、とても些細なこと、些細な言葉からだった。 「きみは天才だ…

たとえば手首を切るみたいに

文章を書くことが苦痛だ。 書いている時間より、白紙のノートに向き合っている時間の方が多い。 本を読むことも苦手だ。同じ本を何年も、最初の方のページを読んでは読むのをやめて、また最初から読み始めるを繰り返している。 小説を書くのは、わたしにとっ…

水底を蹴るために深く沈んで

ながいこと、空が白むころに布団のなかで眠って、夕方に起き出す生活が続いている。起きていても頭は回らず、創作活動は進まない。3日くらいシャワーを浴びていない。自堕落な身体と、相反する心のなかの焦燥感が喧嘩して、蜘蛛の糸に絡めて取られたような不…